シンポジウム

銀座街づくり会議シンポジウム「都市空間の活用」

日時 2010年02月19日(金) 16時~18時
場所

銀座会議室8F / E会議室 (中央区銀座 3-7-1)

出席者

約60名

共催

銀座街づくり会議、全銀座会、中央区

プログラム

講演 「ヨーロッパの都市空間」
岡部 明子(千葉大学准教授)
ディスカッション「街を生き生きさせる空間利用」
岡部 明子
倉田 直道(工学院大学教授)
司会進行 小林 博人(慶應義塾大学准教授、銀座街づくり会議)

概要

岡部明子さんのお話は大きく2つのテーマがありました。
ひとつは、公共空間を一つの資産と考えるとすれば、その資産をどうマネジメントしていくかという問題です。具体的には、公共資産にはどういう収入が入ってきて支出があるでしょうか。たとえば、銀座通りという空間も、一般的には道路面(国の所有)と両側の建物(オーナーの所有)で構成されていると考えますが、その間の空間も、都市の共通の資産と考えられるのではないでしょうか。であれば、建物ファサードばかりでなく、そこに出される広告、駐車される車も公共空間を利用しているということになります。
もうひとつのテーマは、公共空間こそが都市発展の源泉である、というお話でした。現代の知識情報化社会においては、公共空間こそが都市を経済的にも文化的にも発展させていく源泉であり、工業化社会における工場のような役割を果たすのです。
続いて倉田直道さんからは、アメリカやヨーロッパでどんなふうに公共空間をつくり、使い、イキイキとした魅力を生み出しているかの事例などが話されました。