シンポジウム

プロムナード銀座2005「銀座-受け継がれる魅力」

日時 2005年11月17日(木) 14時~16時
場所

ヤマハホール

出席者

約500名

共催

全銀座会催事委員会・銀座街づくり会議・全銀座会・銀座通連合会

後援

中央区

プログラム

講演:「銀座-パリ 街角の魅力」
岸惠子(女優・作家)
トーク:「もっと輝かせたい、銀座」
岸惠子/陣内秀信(法政大学教授)
司会 阿川佐和子(エッセイスト・キャスター)

概要
プロムナード銀座2005

岸惠子さんは「銀座-パリ 街角の魅力」と題し、「若い頃の銀座の思い出を語り、長年暮らしたパリの魅力について語ってくださいました。街というものが、切り取った一風景ではなく、連続したシーンのつらなりであることをあらためて教えてくれました。 続くトークでは「もっと輝かせたい、銀座」と題し、まずは阿川さんの鋭いツッコミで、陣内さんがわかりやすく銀座の現行ルールや、かかえている課題などをお話ししてくださいました。また岸さんは、パリの街がどれだけ景観や美しさにこだわる街であるか、の事例をあげました。
「銀座にはいつも、『君はこの街を歩く資格があるのか』と聞かれているような緊張感があり、それが銀座らしさ。いろんな人が出入りすることによってつくりあげた記憶や独特の空気がある。それを誇りにし残していくにはどうしたらいいのだろうか」と阿川さん。 陣内さんは、現在、銀座が大規模開発提案に対して、話し合いをしながら街づくりの方向性を定めていこうとしている試みを「日本で初めての画期的な動き」と評価してくださったうえで、「銀座はいろんな要素の隠れたすばらしい舞台。アイデアやソフトを生かして、その舞台をもっともっと生かす活動をしてほしい」と語り、岸さんは「銀ブラという言葉がなつかしい。銀ブラという言葉の合う、人恋しさのただよう街になってほしい。みんなが一生懸命になって街を良くしようとし、街を歩く人が原点であるような、そんな街になってほしい」とのお話でしめくくりました。