銀座街づくり会議はこの1年、「銀座ヴィジョン2040」の取りまとめ、銀座デザイン協議会および銀座駐車場協議会の個別案件対応、KK線や周辺開発との調整等、さまざまなテーマに取り組んできました。
個性的な店構えの連続性が生み出す街並みや、歩行者と車両の譲り合いが垣間見える通りの往来。新しい銀座ヴィジョンは、歩行者空間拡大を主軸として、歩くリズムが感じられる銀座らしい通り空間の発展と、通りから文化が生まれる豊かな街の未来を言葉にしました。
多種多様な企業や店舗で構成される銀座の街で、多くの人々がヴィジョンを共有するためには、店舗や建物まで個々の所有物の方針を示したり、形式的んは文言はふさわしくありません。そうした具体的なものよりも、いろいろな人の顔を想像しながら、それぞれの考えや状況に寄り添い、抽象的な空間像を共有することを大切に考えました。街全体で銀座らしい空間像を共通認識として持ち、それぞれの時間軸と場所からその空間像に向けてアプローチすることで、街全体で緩やかに変化していくことを目指し、今春、正式発表の予定です。