これまでの銀座の街は、『銀座フィルター』という、粋な不文律であり、紳士協定といえるものが働くことで、銀座らしくないものが自然と消えていき、銀座らしいものだけが生き残ることでできてきました。
しかし、昨今の経済状況の変化や国際化によって、少々野暮でも、銀座フィルターを目に見える形でルール化しておくことが必要となっています。(詳しくは、銀座街づくり会議の発足の経緯と趣旨をご覧ください。)
銀座は様々な顔を持った街です。昼の顔・夜の顔、伝統と最先端、ハレ(非日常性)とケ(日常性)など、相反する多様な要素があります。商業だけではなく、オフィスや住宅の機能とエリアが混ざり合い、大通りから路地まで、さまざまな空間が広がります。
そこで、デザインに関するルールを決める際にも、色や大きさなどを数値で縛るようなルールをつくるのではなく、建物や広告の色・かたち・デザインなどが、「銀座らしさを損なうものでないかどうか」「銀座にふさわしくないものでないかどうか」「銀座のまちをよりよくするものであるかどうか」を、開発者と街の人たちとで協議する、そのプロセスをルールとすることとしました。要望や意見を伝えるだけではなく、コミュニケーションの場でもあります。
銀座デザイン協議会とは
銀座デザイン協議会発足の経緯と主旨、組織体制、事務局のアクセス情報についてご覧いただけます。
銀座街づくりの方向性とは
銀座街づくりの歴史や、精神、ヴィジョンをご紹介します。銀座まちづくりの長い歴史の中でのさまざまなエピソードを紹介する銀座まちづくりコラムもご覧いただけます。
街づくりのルール
銀座らしさをつくるために協議のうえ定められた街づくりのルールをご紹介します。
協議実例
広告、建築物、デザインサイネージについて「銀座らしいかどうか」を判断基準に協議されてきました。これまでの協議事例をご紹介します。
銀座デザイン協議に参加される方
事業主・施主の方、設計・デザインをされる方、施工をされる方、いろいろな立場の方からの銀座における建築物デザインについてご相談をお待ちしております。
協議手続きについて
協議の概要、協議の流れ、申請書類、報告書について説明しています。協議への参加方法、必要な書類についてご覧いただけます。