報告会

銀座デザインルール改訂に向けて+デザインレビュー2011

日時 2011年6月13日(月) 16時~17時半
場所

紙パルプ会館・フェニックスホール

出席者

約150名

共催

銀座街づくり会議 全銀座会

プログラム

報告内容
1) 2010年度銀座街づくり会議活動報告
・1年間の活動報告
・今後の活動計画について
2) 銀座デザイン協議会 デザインレヴュー2011
・協議件数および協議事例
・今後の課題
3) 「銀座デザインルール」改訂に向けて
質疑応答
ご報告いただいた先生方
蓑原 敬 (都市プランナー)
小林 博人 (慶應義塾大学准教授 小林・槇デザインワークショップ)

概要
デザインレビュー2011

6月13日、紙パルプ会館フェニックスホールにて、2010年度・銀座街づくり会議の活動報告会を開催しました。
主な内容は、1)銀座街づくり会議・この1年間の活動報告、2)銀座デザイン協議会・デザインレビュー、3)銀座デザインルール改訂の内容、の3つです。
小坂俊幸評議会議長の挨拶に始まり、事務局の竹沢より、銀座街づくり会議の1年間の活動報告を行いました。
その後、銀座街づくり会議アドバイザーである蓑原敬さん(都市プランナー)、小林博人さん(慶應義塾大学准教授)より、デザインレビューと、銀座デザインルールの改訂について、報告が行われました。
銀座デザイン協議会では2006年秋の設立以来、509件の案件を受け付けてきました。そのうち、2010年に対応したのは179件です。大規模開発は現在、(仮)ギンザコマツ計画、松竹歌舞伎座の建て替え、6丁目開発(松坂屋他)、TSビル(旧東芝ビル)の4つが進行中です。
「銀座デザインルール」の改訂に関しては、大きな方針は変わりませんが、約4年半の協議実績をふまえ、事業者の方に、銀座の都市デザインに対する考え方をよりわかりやすくお伝えし、また手続きをすすめるにあたって、より使いやすくなるように、編集しなおそうとしています。また、実例を通して明らかになってきた課題については、具体的に書くように努めます。
たとえば、音、光、臭い、動画を使った新しい広告媒体については、周囲の迷惑にならないように特に気をつけていただきたいこと。新しく袖看板をつける場合、隣のビルとの関係に留意していただきたいこと。袖看板全体の景観に留意していただきたいこと。工事中の仮囲いについては、街ににぎわいをもたらす美しいものにしていただきたいこと、等です。
大きな都市デザイン課題としては、ランドマークとなる建物の保存・再生の問題、銀座に少ない「公共空間」の作り方と使い方、交通の問題、銀座にふさわしくない用途の検討、喫煙場所の問題、維持・継承されるべき文化とは何かといった問題に加え、環境問題、省エネルギー、防災などの問題があげられます。
以上のような内容を盛り込み、今秋発行をめどに編集作業をすすめています。