ニューズレター一覧
銀座街づくり会議では、ニューズレターを発行しています。
銀座街づくり会議の活動内容をお知らせするもので、全銀座会および銀座通連合会会員の方にはファックスで送信しています。
バックナンバーを見ると、銀座街づくり会議のこれまでの活動の経緯がわかります。
銀座では、駐車場を取り巻く課題が山積しています。特に、①余剰駐車場(附置義務駐車台数が実態に合っていない)、②荷捌き・身障者用駐車場の設置は各建物に附置義務として課せられているため、建物の間口の大部分を駐車場にせざるを得ない、③路上パーキングの利用が多く、建物内駐車場が空いている、という3つの課題が建物所有者の経営を圧迫しています。②については通りが駐車場の連続になってしまい、また③は通りに路上駐車が並び、いずれも美しい街並み景観形成の観点からも問題になっています。
銀座街づくり会議では、これらの駐車場課題の早期解決を長年にわたり中央区に要望してきました。そして2019年から中央区主催の「銀座地区交通環境改善協議会」において検討が進められています。
2019年春、銀座通りの街路樹は「カツラ」へと生まれ変わりました。銀座通りには136本のカツラが、春の芽吹き、初夏の新緑、真夏の緑、秋の紅葉、冬の落葉とクリスマスのイルミネーションと、銀座の四季を表現しています。
そして、2021年3月、その足元を彩る花壇が植え替えられました。
銀座通りは約1.1キロ。京橋から四丁目交差点までが1〜4丁目、そこから新橋までが5〜8丁目。同じ通りでも丁目ごとに個性的なお店が立ち並び、雰囲気が違っています。そこで1〜4丁目の東と西、5〜8丁目の東と西に分けて、それぞれに個性的な4人のデザイナーたちが、異なるコンセプトの植栽をデザインしました。
銀座の外周を囲む東京⾼速道路(KK 線)は、⽇本橋周辺の⾸都⾼速地下化に伴って⾃動⾞専⽤道路としての機能が低下することから、東京都や有識者からなる検討会において今後の有効活⽤の議論が進められていました。そして2020 年11 ⽉、検討会から都に対して「東京⾼速道路(KK線) 再⽣⽅針(案)〜 Tokyo Sky Corridor の実現に向けて〜」が提出されました。
これを受けてまとめられたKK 線の再⽣・活⽤の⽬標、⽬指すべき将来像、整備・誘導⽅針および今後の進め⽅を盛り込んだ都の「東京⾼速道路(KK線)再⽣⽅針(案)」に対して、銀座街づくり会議は3⽉15⽇にパブリックコメントを提出しました。
■「東京⾼速道路(KK 線)再⽣⽅針(案)」に対する銀座からの要望(PDF : 268KB)
■東京都都市整備局 公表資料
「東京高速道路(KK線)再生方針(案)」p.1~11(PDF : 4.9MB)
「東京高速道路(KK線)再生方針(案)」p.12~27(PDF : 3.0MB)
※参考:東京高速道路(KK線)再生方針(案)<概要版>(PDF : 1.8MB)
このたび銀座街づくり会議・銀座デザイン協議会では、「銀座デザインルール」第3版を発⾏しました。「銀座デザインルール」は、2008 年に2 年間の銀座デザイン協議会の実績を踏まえて編まれた第1 版を刊⾏して以降、2011 年に第2 版、2015 年に第2 版追補別冊と更新を続け、ルールを進化させてきました。
銀座の街が抱える課題は、街路や交通、商業や⽂化、インバウンド対応や海外発信など、多岐にわたるようになっています。銀座デザイン協議会を通じて培ってきた協議型街づくりは、街並みだけではない様々な場⾯、テーマで必要とされています。そこでこの第3版では、街並みに留まらない総合的な視点で銀座街づくりを捉えなおし、銀座らしい地区の街づくりのデザインとしてまとめることにしました。
「銀座らしい街並みのデザイン」から「銀座らしい地区の街づくりのデザインへ」。これからも銀座の進化と挑戦は続いてゆきます。
銀座街づくり会議では、設⽴以来毎年、年次報告会を開催し、活動内容とその時々の課題の共有に努めてきました。2020 年は前代未聞の災禍により、年次報告会もイベントも中止になりましたが、6⽉には銀座街づくり会議15 周年の記録として「NEWS LETTERS 2004-2019」を発⾏、そして「銀座デザインルール」第3版も2021 年2⽉中旬に刊⾏(予定)、銀座街づくりは動き続けています。これから銀座がどのようなアクションを起こしていくのか、私たちは未来の銀座を担う⼈々から問われています。2021 年も新しい取り組みにもチャレンジしていきます。
2019年で設立15年を迎えた銀座街づくり会議では、設立以来発行してきたNEWS LETTERを冊子としてまとめました。
これまでの銀座街づくりの活動を振り返りながら、今の課題、そしてこれからさらに輝く銀座を、銀座に関わるすべてのみなさまと共有できれば幸いです。
詳細はこちらから
銀座街づくり会議では、銀座の文化芸術振興への取組みとして、主に①新富座こども歌舞伎公演と②汐留浜離宮ビル銀座室の貸出しをしています。さらに2019年10月には、全銀座会G2020と連携し、アーティスト 西尾美也氏によるアートプロジェクト「感覚の洗濯 in 銀座」を、数寄屋橋公園や路地など、銀座の公共空間を中心に展開しました。銀座は一見すると商業中心の都市ですが、歌舞伎や能、路地や神社など、多様な文化的魅力が商業を下支えしています。社会文化的価値が経済発展を支える街、銀座。銀座街づくり会議は、これからも銀座の文化活動を支援していきます。
7月8日、紙パルプ会館銀座フェニックスプラザにて、銀座街づくり会議の活動報告会を開催しました。主な内容は、1)2018年の活動報告+2019年の活動計画、2)銀座デザイン協議会デザインレビュー、3)地区計画「銀座ルール」の20年と、これからの銀座の3つです。齋藤充評議会議長の挨拶に始まり、事務局長・竹沢えり子より活動報告と活動計画、小林博人さん(慶應義塾大学教授)のデザインレビュー、栗村一彰さん(中央区都市整備部地域整備課長)、小林博人さん、中島直人さん(東京大学大学院准教授)、岡本圭祐さん(前街づくり委員長)のディスカッションを行いました。